ナンタケットバスケットで出会った そしてこれから出会うであろう 皆さんへ、ニューイングランドナンタケットバスケット協会から。(New England Nantucket Basket Association)
"Barn"は納屋という意味。 ボストンと東京の GrayMist のいろいろな物がたくさん詰まった納屋からのおはなしです。
www.NantucketBasketOnline.com



秋のバスケット

なぜか、「まるいもの」が好きです。
とくに、「実」。
瑞々しい丸い果実は食べるのはもちろん、モチーフとしても大好きなのです。

その中でも「葡萄」が。

空が高くなり、空気が澄んで、風が涼しくちょっとよそよそしくなってくると、
「秋のバスケット」をついつい選んで出かけがちです。

大好きな葡萄。

こういうところで、モチーフに季節を選ぼうとしてしまうのは、和服の模様を季節の粋として選ぶ日本人の感性なのかな、なんて考えたりもします。


| Making Nantucket Baskets | 21:56 | - | - |
ほね元気


 飾りといえば、ついついアイボリーやフォッシルアイボリーの陰で霞みがちな
この素材のお話を今日はしてみましょう。

       "Bone"

アメリカの骨フェチな科学者が登場する連続テレビドラマではありません。

Bone carvingというのは世界のあちこちで伝わる伝統の工芸です。「動物の骨」を素材とするものなので、おそらく、人間がいて、動物がいるところでは、必ず生まれる美術工芸なのでしょう。

http://yahoo.com
でbone carvingを検索すると、animal bone carvingやwhale bone carvingなど、素材によって言及されたサイトがいろいろ出てきます。

私たちがバスケットに載せてる飾りのBone carvingは牛の骨から作られます。

「牛」というと、あまりにも私たちの生活(食生活?)に馴染みがありすぎるのか、なんだか「牛の骨からできています」と説明すると生々しい感じがあるようですが、
たとえば食べることで命を永らえさせてくれること、
     農耕などで人の生活を助けてくれたこと、
など生(生前)の営みを敬う意味もこめて、死後の屍を美しい芸術に仕上げるのでしょうか。健康美、ではないですが、たくましい生き物の骨が磨かれ抜かれて美しいものになることは、そのまま生の営みの美しさの輝きのような気がします。(と言うと、なんだか、骨を前にうっとりしている骨フェチな気分になりますが。。。)

少々はしたないお話かもしれませんがお値段はBone carvingのほうが気軽に買えるお値段です。でもBoneにはBoneの美しさと良さがあり、Bone carvingという美しい工芸の技術があるものです。伝えられてきた技術への尊敬を、いつもバスケットに感じていたいものだと思います。

ちなみに……



牛さんの大腿骨(一部)だそうです。真ん中手前に置いたのは、バスケット教室の皆さんならご存じの方も多い、1.5inch のpre-mounted carvingが施された花かごの飾り(アクリル製)です。

| Making Nantucket Baskets | 20:51 | - | - |
似たもの
 素材についての話が続いてしまいますが、今度は「木」のお話を。



「丸いもの好き」な筆者の「黒い葡萄」です。一見黒檀に見えますが、これは「黒柿」で作られた葡萄です。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「黒柿」というのは、そういう木があるわけではありません。私たちにはなじみの深い果物の柿、その柿の木の内側で、百年、二百年と時を経て木の内側で微生物の働きによって中心部を黒く変化させた部分を「黒柿」と呼ぶそうです。それは、木の外側からはわからない、切ってみて初めて手に入れることのできる素材です。

さて、その見た目が似ている黒柿と黒檀、ただ単に両者が色黒な点が共通しているのではなく、目・科・属が同じ親戚筋なのでした。

黒檀は カキノキ目 カキノキ科 カキノキ属 コクタン
柿は   カキノキ目 カイノキ科 カキノキ属 カキノキ

まあ、この地球の複雑な生態系の中、生物の種は非常に多様で、親戚と言っても遠い親戚でしかないにしても。

黒檀もまた稀少な木です。黒檀は大別して2種類。エボナイトと呼ばれる真黒材とマッカサルという縞黒檀に分かれます。この縞黒檀の縞目が黒柿に酷似しています。

桃栗三年 柿八年……という歌がありますが、柿の木は播種から実がなるまでに長い時間がかかる木です。黒檀もまた、成長に時間のかかる木であるところは、やはりそっくりですね。y



| Making Nantucket Baskets | 22:10 | - | - |
いつもながら
 ある日、ある朝、はっと気付かされます。
あるいは、空気が心地よく陽に暖められた午後かもしれません。
歩いていて、いきなり、遠く後ろから、誰か知り合いに声をかけられたような・・・・…でも、誰だか見当たらないわ、という感じです。

金木犀です。

今年ももうそんな季節になりました。
今日も、ケンブリッジでは秋と抜きつ抜かれつで、スタッフたちが移転の準備をしてくれていることでしょう。






| From UEHARA | 23:55 | - | - |
We Can Do It
 GrayMist 2 の工事が始まり4ヶ月が経とうとしています。
怒濤の世界に身を投じ、兎に角兎に角オープンを目指して日々をすごしています。
毎朝コーヒーを飲む暇も無くスタジオに行き、夜仮眠をとりながらドロドロに身をひきずり自宅のベッドまでたどり着く日々。
そんな日々にも少し光りが見えてきました。
朝、ちゃんとコーヒーを飲む時間が出来た事。

まだまだ食事を作る時間や、家の掃除をする時間を捻出するのは大変ですが、
ここの工事も新しい仕事の連続で楽しいものになってきました。
大工さんになるのも悪くないと真剣に考えてしまうくらい。
ただ、もう少し若かったらね。

毎朝このマグカップに祈りを込めて。




| - | 00:26 | - | - |
豚フェチ


いつも身体を気遣ってくれるスタッフたちからこんな可愛いプレゼント。
豚フェチの私を知ってのかわいいお尻のぶたちゃん。
うれしくていつも眺めています。
妙にお尻のカーブがリアルでプラマー(配水管工事のおじさん達)が半分パンツを下ろしながら仕事をするのを想像。
(ここではどういう訳か水道工事のおじさんは皆太っていて半分お尻を出しながら仕事をするのがステレオタイプ。かなり似てる)

豚ちゃんはキッチンのテーブルの上でいつも帰りをまってくれてます。
その様子を見るとほっと和みます。
名前まで付けて「ただいま」「行ってきます」等と声をかけています。

名前、たえこ。耐える子供と書きます。
ちなみに我が家の金魚の名前は しのぶ。

我慢強く、いつも家で帰りを待ってくれています。
でもこれじゃあ、食べられない。
E








 

| - | 12:38 | - | - |
紅葉
 

ボストンは今一番きれいな季節を迎えています。
シュガーメープル(さとう楓の木)
がオレンジに色づき、スタジオまでの道を彩ってくれています。
ドライブが楽しい季節です。

写真はちょっと遡りますが、ブリムフィールドでの一枚。
スタッフの真剣な後ろ姿です。
これはアメリカで一番大きい骨董市で、アメリカ全土から骨董が集まります。
その骨董市にスタッフ一同で出かけました。
目的は新しいグレイミストの家具探し。

最近は日本からの買い付けのグループも見かけられるようになり、
私達もさながらプロの買い付けグループにみえないかしら、、と
ちょっと気取りながら広い市を楽しんできました。
もちろん、戦利品ありです。

ちょっとした遠足に一同、日頃の忙しさやストレスを忘れました。E



| - | 10:57 | - | - |
GrayMist Studio and Shop Grand Opening!
             

GrayMist Studio and Shop
Grand Opening Party

Date-Oct 29th(thursday), 2009
Time-6:00pm to 10:00
Place-364 Huron ave, Cambridge MA 02138
Contact-misty@graymiststudio.com
Style-Cocktail Party

Basket making class start--Nov 3rd(tuesday), 2009
Contact-misty@graymiststudio.com
             617-868-8868

GrayMist Studio and Shop 新しい船出です。
待ちに待った日が来るという喜びとともに、身が引き締まる思いでいっぱいです。

どうぞ皆さん、これからもよろしくお願いいたします。
新しいGrayMistでお目にかかれるのを心より楽しみにしております。A

| From Cambridge | 05:32 | - | - |
ボストン、結婚式、ワイン、リムジン

10月29日にケンブリッジのグレイミストのオープンが決まりました。
まだまだ工事も終わらず、毎日工事に明け暮れる日々。

そんなプレッシャーの中、友人の結婚式がありました。
最近は「とん」とご無沙汰のロッククライミングの仲間のお式。
ハーバードにある小さな石造りの教会ですっきりと大人の素敵なお式が行われました。
そしてビーコンヒルのイタリアンレストランでのレセプション。
食べきれないほどの美味しいお食事。
ご招待は、「どうぞ帰りはお送りしますのでゆっくりお酒を、、」とのこと。
ワインを浴びるように頂いた後、リムジンで家まで送って頂きました。

でも、、途中横を向いて座るリムジンで気分が悪くなり、思わず
「私運転していい?」
もちろん、駄目。(お酒も飲んでたので言語道断ですね)
でもちょっと運転していみたいでしょ?

友人は、若いかわいいお嫁さんと共に本当に幸せそうな笑顔を沢山見せてくれました。
幸せって見ているだけで幸せですね。

久しぶりに友人とはしゃいだ一夜の後は二日酔いと声かれ。E





| From Cambridge | 11:28 | - | - |
思いはいつも海のそば

ここのところ、ブログでも御報告のとおり、ケンブリッジからはうれしいニュースが日を追ってやってきます。

まるでテレビの前で駅伝中継を見ながら応援をするかのように、パソコンのこちら側で、送ってくれる報告の声に心の中で声援を送り続けています。

しかし、それにしても、バスケットを手掛けていると、いろいろなところで、どうしても「海のモチーフ」に目が留まってしまう気がします。きっと、バスケットを作る以前は、こんなにも海のモチーフに目が行くことはなかった、と思いながら。

こんな季節なのに、と思いながら手を伸ばしてしまったのは、可愛いグラス。
秋色一色の店頭で、こんな海のモチーフのものがあるのは、夏の思い出を大事にね、というメッセージなのでしょうか。私にとっては、「いつもナンタケットへ」「いつもあの海へ」という思いを呼び起こしてくれるようなアイテムのひとつ。

温かい飲み物が多くなっていくので、グラスは、冷たい飲み物ではなく、緑を抱きかかえてもらうことにしました。y



| From UEHARA | 23:26 | - | - |
   GrayMist Studio & Shop


       
       
       ◆カルチャーサロンクラスのお知らせ◆
       三越カルチャーサロン(日本橋三越)にて
       3回で仕上げる単発クラスが開かれます.
       オーバルオープンバスケットとコースター
       バスケットの2種類から選べます.
       初心者の方でも受講いただけます.
       ぜひお問合せの上、バスケット作りが
       初めての方も挑戦してみてください.
       <詳細>
       日時:2013年1月13日(日)
         2月10日(日)
            3月10日(日)
       全3回でひとつのバスケットを完成.
       お問合せ・お申し込みは
       >三越カルチャーサロンまで
       
       
       
       ■営業のお知らせ
       GrayMist Studio & Shop(Cambridge)
        364 Huron Avenue Cambridge
        MA 02138 U.S.A.
        TEL: 617-868-8868
        OPEN-CLOSE 10:00am - 6:00pm
        定休日:毎週日曜日
        問い合わせ:info@graymiststudio.com

       GrayMist Studio & Shop 南青山
        107-0062 東京都港区南青山3-7-16 3F
        TEL/FAX: 03-3497-0124
        * 最寄駅→地下鉄銀座線・千代田線・
             半蔵門線「表参道」駅 徒歩6分
        OPEN-CLOSE 10:30am - 5:00pm
        定休日:毎週日曜日



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